〈まちなか〉から始まる地方創生:クリエイティブ・タウンの理論と実践』刊行、岩波書店から


2018年3月15日

本機構のふたりの理事、福川裕一と城所哲夫の共著書『〈まちなか〉から始まる地方創生:クリエイティブ・タウンの理論と実践』が、岩波書店から刊行された。二部9章からなり、第一部が理論編(1章と2章)、第二部が実践編(3章〜7章)。前者を城所、後者を福川が担当した。カバーの写真は、上が高松丸亀町商店街のドーム広場に集う人々、下が石巻立町大通りに開設されたライフスタイル・ショップ「ASATTE」の店先。いずれも本機構のメンバーが取り組んで来た事例だ。帯のキャッチコッピーは「歴史を生かし、まちの中心から地方を蘇らせる」。「地方の活性化にとっての大きなチャンス、「ライフスタイル産業革命」とは? 高松丸亀町商店街、長浜旧市街、川越一番街、石巻のまちなか。具体例とともに、新しいまちづくりの胎動を描き出す」と続く。「高松丸亀町商店街、長浜旧市街、川越一番街、石巻のまちなかの再生や復興の具体例から浮かび上がる、新しいまちの姿とは? 中心市街地ににぎわいがもどるための方策を、「ビジネス」「デザイン」「スキーム」の3つの柱から描き出す。戦後の市街地拡張からのスマートな撤退を射程に入れ説得力に富む、まちづくりの提案」とも。そう、本書は、このホームページでもまちづくりの年表やさまざまな資料を提供しているまちづくりの事例を体系的にわかりやすく解説する。原稿締め切りの本年1月までの最新情報も盛り込んでいる。また、本機構が提供している地方創生カッレッジのテキストとしても最適。昨年度開講分が理論編、この春から開講される分が実践編に相当する。ぜひ立体的に活用してほしい。A5版、191ページ、2800円+税。

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序章 なぜ、クリエイティブ・タウンか
I クリエイティブ・タウンの理論
第1章 クリエイティブ・タウンとはなにか(①クリエイティブ・タウンとライフスタイル産業革命、②アイデアをいかに実現するか、③アイデアの実現とクリエイティブ・タウン)
第2章 クリエイティブ・タウンをとりまく状況(①地域経済活性化の理論、②求められる国の制度と仕組みの転換、③クリエイティブ・タウンの胎動)
II クリエイティブ・タウンの実践
第3章 3ポイント・アプローチ(①「デザイン」「ビジネス」「スキーム」、②高松丸亀町商店街、③長浜)
第4章 ビジネス:ライフスタイルのブランド化(①まちのシューレ963、②まちじゅうまるごとホテル、③商店街の再定義、④ライフスタイルのブランド化のためになすべきこと)
第5章 デザイン(①ふたつの都市像、②タワー型:ル・コルビュジエの描いた都市像、③歴史的な都市に町並み型の条件を探る、④実現の方法)
第6章 スキーム(①スキーム組み立てのイメージ:高松市丸亀町の場合、②まちづくり会社、③再開発制度を新しい考え方で活用、④制度のあり方)
第7章 事例研究・石巻クリエイティブ・タウン(①目標と方針を考える、②ライフスタイルのブランド化、③デザイン、④スキーム)
終章 クリエイティブ・タウンの推進

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