石巻まちなか・デザインコード(201412月)


2014年秋から春にかけて、「石巻モデル」の12の基本デザインコードを補強した20パタンの「石巻のデザインコード」が提案された。

デザインコードに従った場合の石巻まちなかの景観

 この提案は、理事長の福川裕一が、亀山石巻市長に、石巻のまちなか再生のデザインについて話しをする機会に提案したものである。当時、石巻にはさまざまな立場からのプロジェクトがあり、それらがバラバラに進むとまちなか景観に良くない結果をもたらすことが危惧されていた。

プロジェクトがバラバラに進んだ場合に想定される石巻まちなかの景観

 この提案は、公的に認知されるには至っていないが、クリエイティブタウン推進機構が携わるプロジェクトにおいては、基本方針として守られているものである。なお、想定された高層開発は、再開発準備組合の解散等で実施には至っていない。

 新しい20のパタンは以下の通りである。詳細は参考資料(アーカイブス)を見てほしい:

❶プロムナード(両側町)

❷歩く目標(Path & Goal)

❸2階のメインフロア(避難階)

❹最高高さ=数階(←❷ 最高5階)

❺現代版町家(←❸ 鰻の寝床)

❻分棟型(町並み型)

❼通りに面する主棟

❽三層構成

❾道幅と建物の高さの比(D/H)

❿中庭型(←❾ ポジティブな外部空間)

⓫連なる棟

⓬中庭ゾーン

⓭Rows

⓮外階段(←⓬ 通りへの直通階段)

⓯路地

⓰通りと会話する窓

⓱通りに開く店舗

⓲オープンテラス

⓳居間のようなベンチ

⓴ソフトエレメント

■参考文献・資料

*石巻中心市街地の都市像←アーカイブス