石巻のふたつの再開発が住月間功労者として表彰されました
2017年10月5日
10月1日、長崎県佐世保市で行われた「第29回住生活月間中央イベント スーパーハウジングフェア in 佐世保」において、本機構の主要メンバーがコーディネートと設計にあたった、石巻まちなかのふたつの再開発事業が、第29回住生活月間功労者表彰を受けた。
住生活月間は、国土交通省が主催する「国民の住意識の向上を図り、豊かな住生活を実現するため」毎年度10月を「住生活月間」と定めて展開される総合的な啓発活動。功労者表彰は、住意識の向上、ゆとりある住生活の実現及び建築物の質の向上を図るため、各分野において活躍された個人・団体」が対象。今回受賞したのは、中央三丁目1番地区第一種市街地再開発事業「石巻テラス」と立町二丁目5番地区第一種市街地再開発事業「デュオヒルズ石巻立町」で、国土交通大臣表彰(団体)の部8件のうち2件を占めた。受賞者は、それぞれの市街地再開発組合と株式会社まちづくりカンパニー・シープネットワーク。
功績概要は、中央三丁目1番地区については以下の通り:
東日本大震災による津波で甚大な被害を受けた地区における復興関連事業で竣工した初めての事業。本再開発組合は、住居部分を地上3階以上に配置し、低層部には商業施設や庭園等を配置し、中心市街地の賑わいと回遊性を向上し、津波被害を受けた被災地域の先導的事例として、被災者への早期の住宅供給と街なか居住の促進に寄与した。(株)まちづくりカンパニー・シープネットワークは、本再開発事業のコンサルタントとして、困難な意見調整を早期かつ円滑に進め、早期の事業完遂に寄与した。
また立町二丁目5番地については以下の通り:
東日本大震災による津波で甚大な被害を受けた地区に おける復興関連事業で竣工した 2 番目の事業。本再開発組合は、早期の震災復興をめざし、迅速な合意形成のもと、復興公営住宅やデイケアセンターの併設、災害時に 避難所としても利用できる避難テラスを導入するなど、 被災地域の先導的事例として、被災者への早期の住宅供給と街なか居住の促進に寄与した。(株)まちづくりカンパニー・シープネットワークは、本再開発事業のコンサルタントとして、困難な意見調整 を早期かつ円滑に進め、早期の事業完遂に寄与した。
表彰式には、立町二丁目5番地区市街地再開発組合理事長の浅野香氏ほかが出席。ほかの6件はすべて、公営住宅や空き家対策に取り組んだ自治体という中で、住民主導のまちづくりが際立った。
なお、5月29日に、中央三丁目1番地区市街地再開発組合は、全国市街地再開発協会からも平成29年度功労者表彰を受けている。