川越一番街
蔵造りの町並みで知られ、平日も多くの観光客で賑わう。一番街は商店街の名前で、札の辻から南へ仲町交差点までの450mがその範囲。現在の町名は幸町だが、江戸時代は、南町と鍛冶町、これらを含め十ヵ町四門前が城下町の範囲だ。1987年以来、住民の町並み委員会が活動し、町並みのマンージメントにあたっている。その活動は、1998年の重要伝統的建造物群保存地区選定後も続き、間もなく30年になる。妻籠の統制委員会と並ぶ快挙であろう。ただ、町づくり会社発想の地であるにもかかわらず(1986年コミュニティマート構想)実現していない。老舗がナショナルチェーンの陰に隠れがちな現状があり、ライフスタイルのブランド化を確実に進める、まちづくりのステージ2が待たれる。
1976 | S.51 | 伝建調査『蔵造りの町並』 |
1977 | S.52 | 建築学会コンペ
仲町・長谷工マンション反対運動 |
1982 | S.57 | 環境文化研究所『川越の町並みとデザインコード』 |
1983 | S.58 | 川越「蔵の会」発足 |
1986 | S.61 | コミュニティマート構想 |
1987 | S.62 | 町づくり規範に関する協定締結(4)
町並み委員会発足(10) |
1988 | S.63 | 町づくり規範決定(4.14) |
1992 | H.4 | 川越市景観条例 |
1998 | H.10 | 重要伝統的建造物群保存地区選定 |
2003 | H.15 | 川越まつり会館オープン(9.28) |
2007 | H.19 | 町並み委員会20周年 |
2009 | H.21 | 川越市中心市街地活性化基本計画認定(6.30) |
2013 | H.25 | 川越市歴史歴風致維持向上計画認定(6.8) link |
2015 | H.27 | 川越市中心市街地活性化基本計画(II期)認定(3.27) |
2016 | H.28 | 川越市歴史的建築物の保存及び活用に関する条例(3.18、施行10.1)
川越市歴史的建築物保存活用計画策定指針(10) |
2017 | H.29 | 時の鐘耐震改修工事竣工(1) |